塗装の塗替えの目安
外壁や屋根は風雨、紫外線など厳しい環境にさらされています。
築10年前後には一度点検しておくことをおすすめいたします。
劣化が進む前にメンテナンスを行っておけば、結果的にコストが安価で済むケースが多いようです。
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チョーキング
塗膜の表面が、手でなでると黒板に使うチョークの粉のようなものが付くこと。
塗膜の保護機能がなくなっています。 -
ヒビ割れ(クラック)
壁にヒビ割れが出る。(1~3mmだと雨漏れの可能性があります。)
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かび、藻
かびや藻の影響で塗料の劣化を早めます。
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塗膜の浮き・剥離(はくり)
外壁から塗料が浮き上がりや剥がれていると水分等の浸入を許すことになります。
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欠落
モルタル部やコンクリートが落ちた状態、非常に危険です。
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さび
鉄部のサビにより欠落の原因にもなりますので、非常に危険です。
塗料について
塗料には各塗料メーカー毎に多くの商品があります。
塗料は下表のように大きく分類する事が出来ます。
種類 | 耐用年数 | 特徴 |
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アクリル系塗料 | 5~8年 | 安価で費用は抑えられますが、紫外線に弱く、耐用年数が短めです。 |
ウレタン系塗料 | 8~10年 | アクリル系塗料に比べて、防水性と耐水性にすぐれた塗料です。 比較的安価で、バランスがとれています。密着性にもすぐれており、塗装の剥がれが気になる箇所に使えます。 |
シリコン系塗料 | 12~15年 | 透湿性に富む塗装の膜を形成。また、塗装膜の膨れやはがれ、建物の内部結露を防止します。耐用年数が長く、コストパフォーマンスのよい塗料です。 |
ラジカル塗料 | 14~16年 | ここ数年で販売された新しい塗料で、シリコン塗料と比べると価格帯がやや高くなる程度にも関わらず、耐用年数はフッ素塗料に匹敵するコストパフォーマンス抜群の塗料です。 |
フッ素系塗料 | 15~20年 | 比較的高価ではありますが、耐久性、耐候性、撥水性にすぐれ、塗料としては最高水準の性能です。 |
塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など(特殊なものは除く)が一般的です。
水性系、溶剤系、弱溶剤系などに分けられ、さらに弾性塗料、硬質塗料などがあります。
最近では、臭いの少ない水性系塗料が主流となっています。
塗装工事の流れ
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建物検査建物の現状の状態等を調査させて頂きます。お客様が気になっている点や、どのような塗装を行うのかお伺いいたします。
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お見積りお伺いした工事範囲や内容をもとに見積書を作成し、お客様の建物状況や、施工見積書の詳細を丁寧にご説明させて頂きます。
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ご契約見積書の提出内容に納得いただきましたら、ご契約をさせていただきます。
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着工前の挨拶施工中は、ご迷惑の掛る可能性のあるご近所様に工事が始まる前にご挨拶に伺います。
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足場の着工塗替えを行う為には効率性と安全性を考え、お家の周りに作業用の足場を組みます。屋根の場合も、傾斜が強い時はその時に応じて足場を掛け施工いたします。
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下地処理
高圧洗浄■下地処理
汚れやほこりなどを掃除し、外壁目地のシーリング工事やひび割れ、浮き部の補修を行います。
■高圧洗浄
外壁や屋根にこびりついたカビや汚れを高圧の水流によって洗い落とし、塗料の接着をよくします。 -
養生アルミサッシ、窓、地面の床、植木や植物などに、塗料が付かないようにビニールやテープ、布などで覆って、塗料の飛び散りをふせぎます。
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塗装下塗下地の吸い込み防止や塗膜の付着性を高めるため、下地に最適なシーラー又は、フィラーを塗ります。
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途中中塗・上塗外壁・ 屋根ともには3回塗りの3層仕上げが基本となります。各メーカー規定の塗布量、希釈率を順守し、家の傷みの状況に応じた塗装を施していきます。
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足場解体・清掃塗り残し、キズ、汚れがないか完了検査します。その後、足場を解体し、掃き掃除、移動した置物などを元に戻して完了、お引渡しとなります。
小前塗装店にできること
外壁塗装
古い塗装のまま、ヒビやハガレ、変色を放置していては、建物や構造物の本体にダメージを与える事になります。塗る事で、塗料により皮膜を作り、風雨や 湿度、紫外線などから建物を守り、寿命を延ばします。一般住宅・マンション・アパートなど、あらゆる塗装に対応いたします。
防水工事
雨漏りは根本となる屋上・バルコニー・外壁等の改修を行う必要があります。深刻な水漏れは、建物全体へ悪影響を及ぼすことが少なくないため、雨漏りが始まってからの対応では、思わぬ出費は避けられません。そのため、定期的な点検、防水改修をおすすめいたします。
内装工事
壁面・天井の塗装やクロス貼りなどの仕上げ工事はもちろん、フローリング貼りなどの床面仕上げ工事、また家具や建具などの工事や塗り替えをいたします。